トプシム軟膏は、田辺三菱製薬が販売している副腎皮質ホルモンで、「ステロイド剤」の一種ですが使用する際の注意、そして使用することができない人をご紹介します。

トプシム軟膏の基本情報

トプシム軟膏0.05%は処方薬で、医師の診察により処方されます。

主成分は、フルオシノニドで、その他に添加物として炭酸プロピレン・プロピレングリコール・ラノリンアルコールそしてワセリンが使用されています。

フルオシノニドは代表的なステロイド外用薬の1つとして知られており、軟膏やクリームだけではなく、ローションタイプやスプレーなどの製剤にも活用されています。

ステロイドの強さの中では、2群の「very strong(非常に強力)」に分類されています。

トプシム軟膏を使用する際の注意

チェックトプシム軟膏は、妊婦または妊娠している可能性がある人は、通常の使用量では問題ないとされていますが、大量または長期に渡る広範囲の使用を避ける必要があります。

また乳幼児や小児への安全性が確立されたわけではなく、特に小児などへ使用する際には、妊娠している方同様に配慮が必要です。

小児が長期間そして大量に使用したり密封法(ODT)に使用することで、発育障害の恐れがあるとされています。

特におむつは密封法(ODTR)と同様の作用があるので注意が必要です。

局所作用や副作用が強まるだけではなく、胎内に薬の成分が吸収されやすくなってしまいます。

そして皮膚疾患の治療薬ですので、化粧下地や髭剃りの後に使用するのは避けましょう。
使用する際には用法容量を守り、医師の指示に従いましょう。










トプシム軟膏を使用することができない人

トプシム軟膏は、本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある患者さんは使用することができません。

また、皮膚感染症や動物性皮膚疾患などに罹患している方も使用できません。

そして湿疹性外耳道炎で鼓膜に穿孔がある方や、ベーチェット病以外の潰瘍、第2度深在性以上の熱傷・凍傷の方も使用することができませんので注意が必要です。

まとめ

看護婦トプシム軟膏は、2群の「very strong(非常に強力)」に分類されている強い薬です。

乳幼児がいるご家庭では、取扱に十分に注意をしてください。

ステロイド剤は自己判断で量を増やしたり使用を停止してしまうと、思うような治療効果を得ることができません。

医師の指示に従い、正しい用法と容量を守ってくださいね。

 

トプシム軟膏の効果効能