痔が内服薬で治るの?!と思う人も多いのではないでしょうか。確かに痔の治療薬=外用薬というイメージが強いもの。ボラギノールEPは、体の中から痔の症状を緩和してゆく内服薬です。「のむ痔の薬」の特徴や配合成分、服用のしかたなどをご紹介します。

内側から改善をめざす 内服ボラギノールEP

内服薬
痔の治療薬というと外用薬というイメージがありますが、「内服ボラギノールEP」は、その名の通り、内服薬です。直接患部に作用して症状の改善をめざす坐剤や軟膏とは異なり、体の内側から痔の症状を改善してゆくための薬と言えます。長時間同じ姿勢をとり続けたり、排便の際に強くいきんだりすることで、肛門付近の血液循環が悪化すると、うっ血を起こし、いぼ痔の原因になるほか、便秘による硬い便は肛門を刺激し、切れ痔の原因になります。

ボラギノールEPには、いぼ痔や切れ痔によって発生する痛みや腫れ、出血、かゆみといった症状を、体の内側から改善するための成分が配合されています。










ボラギノールEPに配合される成分とはたらき

内服ボラギノールEPには、3つの生薬成分とビタミンが配合され、痔の症状に作用します。

3つの生薬成分

ボタンピエキス

ボタンピ(牡丹皮)は、中国最古の薬物書である「神農本草経」にも収載されている生薬のひとつです。古くより薬用として用いられてきました。ボタン科のボタン(牡丹)の根の皮を乾燥させたもので、血液循環を良くし、炎症や痛みを和らげる効果があるとされています。

セイヨウトチノキ

セイヨウトチノキ(西洋栃の木)は、「マロニエ」とも呼ばれている落葉高木です。種子から抽出される成分を「セイヨウトチノキ種子エキス」と言い、この成分には、血液循環の促進や炎症を和らげる効果があるとされています。ドイツやフランスなどでは痔の治療に用いられている成分です。

シコン

シコン(紫根)は、ムラサキ科ムラサキという多年草の根の皮です。名前のように紫色をしています。シコンもまた「神農本草経」に収載されている生薬であり、シコンから抽出される成分には、炎症を和らげる作用があるとされ、古くより痔の治療に用いられています。

<ビタミン成分>

ビタミンE酢酸エステル

毛細血管の血行を促進して、うっ血の改善や患部の修復を促します。

内服薬のメリットは、服用するだけという使いやすさにあります。その反面、生薬は、じっくりと時間をかけて効果があらわれるため、即効性よりも体質そのものを改善してゆくつもりで痔を治してゆきたい人に適しているでしょう。
 

1日2回の服用と生活習慣の見直しで痔の症状改善を!


ボラギノールEPは、溶けやすく服用しやすい顆粒剤です。1日2回、食後に水かお湯で服用することで、体の中から痔の症状を改善します。ひと箱16包入りで、分包になっているため、外出先への携帯も便利です。

服用と並行して、ぜひ見直したいのが、毎日の生活習慣です。痔の改善や予防には、生活習慣が大きく関わっています。座りっぱなしなど同じ姿勢を長時間続けない、シャワーではなくお湯に浸かる生活をする、朝食をしっかり食べ排便習慣を整えるといったことは、痔の原因である便秘や血行悪化を防ぐために効果が期待できます。

ボラギノールの効果・副作用