エキザルベ軟膏は、混合死菌浮遊液とヒドロコルチゾンを主成分とする、ステロイド系抗炎症薬です。大人の人差し指程度の大きさの、5g入りの小さなチューブに入って調剤薬局で販売しています。
医師の判断によっては、調剤薬局でワセリン等の保湿剤や、他の抗炎症薬と混ぜたもの(混合軟膏)を100g入りのジャーポットに充てんして渡されることもあります。ただし、ご家庭の判断でエキザルベと他の保湿剤等をあらかじめ混ぜて使用することはやめましょう。

☆エキザルベ軟膏の使用については、調剤薬局でもらう「くすりのしおり」をよく読んでおきましょう。分からないことがあれば、医師に確認をするか、薬剤師に相談をしましょう。







<エキザルベ軟膏の使い方>

  • 通常の場合、1日に1回から3回程度、適量を患部に塗って使います。使用の前には手指と患部を清潔にしてから、チューブから適量を指に取って直接患部に塗布します。患部が広い場合、また、痛みのある場合には、適量の軟膏を滅菌ガーゼなどにのばしたものを患部に当て、テープや包帯等で固定することもあります。
  • 塗布する回数と量は、患部の状態によって変動します。必ず医師の指示に従いましょう。
  • 塗り忘れた場合には、気が付いた段階でなるべく早くに塗りましょう。ただし、2回分を一度に塗ることは止めましょう。
  • 間違えてたくさんの量を塗ってしまったときは、医師または薬剤師に相談しましょう。
  • 医師の診察を受けて、医師が必要と判断した場合にのみ使いましょう。医師の診察を受けていないのに、ご家庭の判断で使用することはやめましょう。例えば、ご兄弟がいるご家庭で、病院で処方されたエキザルベを、似ている症状が出ている他の兄弟に流用することはいけません。

※ステロイド系抗炎症薬の場合、ポツポツ、ブツブツとできた疱疹や水疱、痘疹に塗ってしまうと、治りが遅くなるどころか症状を悪化させてしまうこともありますので、注意が必要です。例えば、水イボのように芯のあるイボ類にステロイドを塗ってしまうと、あっという間に体全身にイボが広がってしまって、大変なことになります。

ステロイド系抗炎症薬による治療は、勝手に中止してはいけません。

ステロイド系抗炎症薬は、ワセリンなどのただの保湿クリームとは違います。使用していくうちに症状が改善したからといって、使用を勝手に中止することは好ましくありません。治療を止めるタイミングも医師の指示に従いましょう。

エキザルベ軟膏の効果