プレドニンとはいろいろな効果があるすばらしい薬ですが、強力な効果を発揮する反面、長期間の使用は注意する必要があります。

プレドニンの効果はどれだけ続くのか?

プレドニン薬※出典元:https://www.qlife.jp/meds/rx428.html
多くのステロイド薬には血液中に存在する濃度が時間とともに半減します。

その目安として、血中半減期というものが存在します。主に、短時間型、中間型、長時間型の3つに分けられます。
また、それとは別に生物学的半減期(薬の作用がどれだけ続くのか)というものも決まっており、プレドニンはこの中の中間型に当てはまります。

中間型のプレドニンは、生物学的半減期が12時間から26時間ほどで、血中濃度半減期が2.5時間程度とされています。
※薬の血中濃度は、2.5時間で半減しますが、薬の作用は12時間から26時間ほど経過しても半分は効果が残っているという事です。

プレドニンは完全に血中から消失するのは約1日ほどで消失するため、扱いやすいステロイド薬とも言われています。
1日単位で効果が続くため服用の調整がしやすく減量する際にも減らしやすいステロイド薬です。

減量副作用

医者ステロイド薬を継続的に利用していた方が、薬の量を減量する際に副作用が起こる可能性があります。

主に、副腎不全やステロイド離脱症候群などを起こします。

副腎不全は、副腎皮質で作られるステロイドホルモンの量が低下した場合に起こります。
ステロイド薬の投与が原因となる場合がある疾患です。

症状は、発熱、悪心、嘔吐など副腎不全特有の症状はありませんが、見落とすと命に関わる疾患なので気をつける必要があります。

ステロイド離脱症候群は、強い倦怠感、関節痛、吐き気などが起きます。こちらは、ステロイド薬を急に中止した場合に起こりやすく医師の指示のもと服用していれば基本的に起こりにくい副作用です。

このように、ステロイドには減量の際に副作用が発生する可能性があるため、自己判断による減量は絶対にやめるようにしましょう。










離脱期間

プレドニンなどのステロイド薬を服用する場合は計画を立て慎重に減量する必要があります。患者の病状を見ながら少しづつ減量していき、症状が悪化しないように減量していきます。

少しでも強い反応や副作用が起こる場合はすぐに増量して様子を見ながら減量します。医師の指示のもと適切な減量または増量を繰り返して、長期間かけて減量していくことで副作用を起こさずに安全にステロイド薬を離脱することができます。少しでも離脱中に症状の悪化や副作用による違和感を感じたらすぐに医師に伝えゆっくりと減量していきましょう。

1mg単位で減量や増量を適宜行っていくことで離脱期間中の副作用を予防することができます。担当の医師と相談しながら離脱期間の減量計画を立てましょう。

注意点

物印をもった看護師プレドニンは優れた効果を発揮するステロイド薬ですが、適切な計画のもと服用しないと副作用が起こってしまいます。
そのため、服用中の自己判断による中止や減量、増量は絶対にやめるようにしてください。
症状の悪化や副作用の発生などに見舞われる可能性があります。
必ず、医師の指示のもと減量してくように心がけてください。

※プレドニンは胎盤である程度は分解されるらしく、そのため妊婦さんもOKなお薬と聞いたことがありますが、妊娠中はだめだという記事をみたこともあります。なので、この点はお医者さんへ相談しましょうね。

プレドニン軟膏は、塩野義製薬株式会社様のすばらしいお薬です。今後の発展をますます応援致します。
http://www.shionogi.co.jp/med/

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