ジフラール軟膏の副作用

緑
ジフラール軟膏は、とても強いステロイドになりますので、副作用を懸念されている方はとても多いと思います。

ステロイドを用いた治療には賛否両論あり、医師ですらステロイドへの見解はそれぞれです。

ただし1つだけ確かなのは、使い方でステロイドは毒にも薬にもなるということです。
使い方を誤ると、重篤な副作用の危険性や知らないあいだに取り返しのつかないリスクを冒すことにもなります。

では、ジフラール軟膏を使用する上で、知っておきたい「副作用のリスク」についてお話ししたいと思います。

まず、重篤な副作用からご説明しましょう。

  • 緑内障
  • 白内障
  • 副腎皮質系機能異常
  • 細菌感染症

これは、かなり稀に見られる副作用となりますので、正しく使用している際にはそこまで心配しなくても大丈夫ですが、長期間連続して使用を継続したり、医師の支持を無視した箇所への使用などを行っているとリスクは高まります。

また、小児の使用や妊娠中・授乳中の使用に関しては原則禁止されており、副作用のリスクが大きくなりますので、絶対に使用しないことが鉄則です。

次に報告が多い副作用としては、

  • 発疹
  • 症状の悪化
  • 皮膚の萎縮

このような副作用例が報告されています。
若手の医者のコメント
これらの副作用に関しても、使い方を誤るとリスクは高まりますので、十分使い方の説明・指導を医師または薬剤師などの専門的な知識を持つ方から教わるようにしましょう。

また、見落としがちな「皮膚の萎縮」ですが、これは皮膚がどんどん薄くなりバリア機能が低下していく副作用です。

皮膚が薄くなると、外部からの刺激は受けやすくなり、免疫作用は増しますので、アトピー性皮膚炎などを含む皮膚炎群の症状が起きやすくなります。

この副作用は、ステロイドを賛否両論にする一番のリスクとも言われていますので、安易に考えずにしっかりと異変がないかを確認しながら使用を継続しないといけません。

ジフラール軟膏で副作用を起こさないための注意点

ジフラール軟膏による副作用のリスクを少しでも下げるためには、以下の点を注意しながら使用してください。

  • 小児または妊娠中・授乳期の使用
  • 1週間以上の連続使用
  • 密封方や広範囲の使用
  • 顔や粘膜部分の使用
  • 医師の診断なしでの使用
  • 真菌や細菌への使用
  • ウイルス性皮膚炎の使用

出典元・参考元情報
ジフラール軟膏のメーカーサイト 日本の輝けるメーカー こころより応援します。
https://www.astellas.com/jp/

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