ジフラール軟膏は市販可能か

葉
忙しくてなかなか病院に行く時間がない方や、前回と同じ部位と症状なので、診察はせずに市販で薬を手に入れたいと考えている方も今の時代はとても多いですよね。
とくに薬が内服薬ではなく外用薬となると、副作用のリスクが低くなる分余計に市販薬で済ませたいと考える方が増えるといいます。

そこで今日は、ステロイドの中でも最強ランクのジフラール軟膏を市販で入手することは可能なのかについてご紹介したいと思います。

ステロイドは市販薬として販売されているのか

まず、ステロイドには強さレベルがあることをご存知でしょうか。

強さは5段階で分けられており、1番作用が強いものを1群。
そして、作用が弱いものを5群としています。

市販薬として販売されているステロイドは、大体2~3群程度の薬となっており、作用が比較的強いとされているのは、

  • フルコート(田辺三菱製薬)
  • ドルマイコーチ(ゼリア新薬工業)
  • ベトネベート(第一三共ヘルスケア)

このようなステロイドにプラスアルファの効果が配合されているタイプの薬です。
さらに作用が比較的穏やかな市販薬となると、

  • オイラックス(第一三共ヘルスケア)
  • プレバリン(ゼリア新薬工業)
  • ムヒアルファEX(池田模範堂)

このようになっており、痒みを抑える作用もプラスされているようです。

上記でご紹介した以上の強さのステロイド薬を求める場合は、処方箋が必要となり、薬局での市販薬としては取り扱いがありません。

ジフラール軟膏は市販で購入できないのか

ジフラール軟膏は、ステロイドの中で1群という最強の強さを誇ります。

そのため、処方箋がないと基本的に入手は不可能です。

なかには、個人輸入を行ったり、処方箋が必要ない専用の薬局で購入を試みる方がいますが、一般的ではない上にリスクも高まり、保険が適応されない分コストもかかります。

ジフラール軟膏は使用法に制限が多く、
若手の医者のコメント

  • 小児の使用は原則的に不可
  • 妊娠中・授乳中の使用不可
  • 顔や粘膜の使用不可

このように、様々な決まりごとが設けられています。

使用する際には、医師や薬剤師からの正しい説明が必要になりますので、入手したい場合はお近くの皮膚科などの医療機関を受診してください。

忙しいという方は、土日に診療を行っている病院や市町村で設けられている休日当番医などをあたってみてくださいね。

ジフラール軟膏とは