私たちにとって身近な口腔トラブルが、口内炎やヘルペスです。
このような症状で苦しんでいる方はとても多いと思いますが、そんな時にお医者さんを受診するとよく処方されるのがアズノール軟膏ですよね。
では、アズノール軟膏で口内炎やヘルペスを治すことができるのかについてお話したいと思います。
まず、口内炎ができてしまう原因をあなたはご存知ですか?
ビタミンが不足したから。
唇を噛んだから。
このように思う方も多いのですが、口内炎の一番の原因は雑菌です。
実は、口の中というのは私たちが思う以上に雑菌が繁殖しやすいんです。
この雑菌の繁殖を抑えているのが唾液です。
※ドライマウスとは、唾液の分泌が低下しており、口の中が乾いてしまっている状態のこと
唾液の分泌を盛んにするための対処法としては、塩でうがいするなどの方法があります。
そして、口内炎が出来てしまった場合は抗炎症作用が期待できるアズノール軟膏やうがい薬を処方することがよくあります。
アズノール軟膏は、非ステロイドというお薬で植物由来の体に害が少ないお薬です。
そのため、口内炎などの治療にも使用されるケースがあります。
ヘルペスというのは、非常に身近なウイルスです。
わかりやすい例で紹介しますと、誰もが発症した覚えがある水疱瘡。
これも、ヘルペスウイルスの一種です。
唇や性器など、あらゆる場所にヘルペスは感染します。
そして、基本的には時間とともに症状は治まり治っていくので、特別な治療は必要ありません。
しかし、ヘルペスを少しでも早く治したいという方は大勢いますよね。
そこで、病院を受診した際に処方されるのがアズノール軟膏です。
アズノール軟膏は、ヘルペスと相性の悪いステロイドを含んでいないという点と、唇や性器などのデリケートな部分に使用できる軟膏のため、ヘルペス患者にはよく処方されている外用薬です。
もちろん、ウイルスとなりますので、アズノール軟膏で劇的にヘルペスが良くなるということはありませんが、使っていると時間の経過も手伝ってきれいに改善してくれます。
また、ヘルペスというのは人から人へ感染するため、患部を触った手でアズノール軟膏を取り出すのは控えるようにして、清潔な状態で薬を取り出してくださいね。