皮膚科や内科など、幅広い医療機関で処方されているメサデルム軟膏ですが、このお薬の正しい使用法は理解できていますか?
医師から処方されたが使い方がいまいちわからない。

薬剤師の説明をきちんと聞いていなかった。
個人輸入で入手したため、使用法がわからない。

このような方のためにも、今日はメサデルム軟膏の正しい使用方法についてお話していきます。

メサデルム軟膏の基本的な使用法

注意

メサデルム軟膏は、1日1~数回を患部に軽く塗ります。 この時に注意したいのは次の点です。

・強く皮膚へ擦り込まないこと
・不衛生な状態での使用は避けること
・自己判断での部位への使用は行わないこと

この3点です。 また、使用後に皮膚を密封するのもNGです。 使用部位は、基本的に医師から処方された患部のみと言われていますが、個人輸入などにより医師に診察を受けずに薬を入手した場合は、細菌性またはウイルス性の皮膚炎ではないかをしっかりと見極める必要性があるので、特に初めての患部への自己判断での使用は避けるのが無難です。









種類別の使用方法

メサデルムには、軟膏・クリーム・ローションと3種類の形状が実在します。 これらは、季節や部位によって医師が処方を分けますが、軟膏とクリーム・ローションでは、使用法が異なります。 では、メサデルムの種類別の使用法をご覧ください。

「クリーム・軟膏の使用法」

適量を手に取り、清潔な状態の患部へと軽く塗ります。 クリームや軟膏が処方されている場合はピンポイントで薬を使用する前提で処方されているので、患部以外の皮膚に薬が付着しないように気をつけましょう。

小児が使用する際は、親の監視の元使用させ、使用後にはしっかりと手洗いを行うか、大人が患部へと塗ってあげましょう。

「ローションの使用法」

ローションが処方されている場合は、軟膏やクリームが塗りづらい部位であるケースや、広範囲に使用するケースがとても多いでしょう。 まず、ローションは使用前にきちんと均一に薬剤が混ざるように振って十分に混ぜてください。

次に適量を手に取り患部全体になじませましょう。 使用後は、軟膏やクリーム同様に必ず手洗いを行うようにしてください。

メサデルム軟膏は、正しく使用することで後のトラブルを予防することにもつながります。 使用に慣れてくると、どうしても取り扱いが雑になってしまいがちですが、合成副腎皮質ホルモン剤というのは、正しい使用法をきちんと守ることが重要な外用薬だということを忘れないようにしてくださいね。