お医者さんが処方するお薬の中でも、とても穏やかなのが特徴的なアズノール軟膏ですが、このお薬には一体どのような効果・効能が期待できるのでしょうか。
処方されたけど本当に効果あるの!?顔や口に本当に使って大丈夫?
このような疑問を抱いている方もいると思いますので、今日はアズノール軟膏が私たちの皮膚にどのように作用するのかをまとめてみましたのでご覧下さい。
皮膚の炎症に使用するお薬というと、どうしてもステロイドなどの副腎皮質ホルモン剤をイメージしますよね。
しかし、成分が強ければ強くなるほど、使用できる箇所や年齢に制限が出てきます。
また、1週間以上の連続使用を禁じているお薬が多いというのも大きな特徴です。
それに比べてアズノール軟膏は非ステロイド薬となりますので、植物由来の肌に優しい成分で作られたお薬です。
主成分には、カミツレから抽出した「アズレン」という成分が含まれており、皮膚の消炎などに実に効果的です。
植物由来成分で作られているアズノール軟膏は、ステロイドとは違い長期間の使用が認められています。
皮膚を保護して炎症を和らげたり、痒みを沈める効果があるため、保湿剤のように日常的に使用している方も多くいます。
基本的にアズノール軟膏は外用薬という扱いになっており、口の中に入れる内服薬ではありません。
そのため、素人が口の中の口内炎などにアズノール軟膏を使用するのは避けたほうが好ましいでしょう。
しかし、医師の管理下のもとでは口内炎や口角炎といったトラブルに対してもアズノール軟膏を使用することがあります。
また、アズノールには軟膏だけではなくうがい薬もあり、こちらは日頃からの口内炎予防としても使われているケースがあります。
アズノールうがい薬とイソジンなど一般的なうがい薬の違いについてですが、殺菌を得意とするイソジンに対して、アズノールは抗炎症作用を得意とするといったイメージです。
このように、様々な用途があるアズノールですが危険性が低くてもお医者さんから処方される処方薬となっています。
このお薬は医療機関ならば比較的どこででも処方されやすいという特徴がありますから、皮膚科のみならず内科や外科などでも処方されています。
必要な方はお近くのかかりつけの医師にご相談くださいね。