ボアラ軟膏のステロイドの強さ
ボアラ軟膏は、マルホ株式会社が販売している副腎皮質ホルモンで、「デキサメタゾン吉草酸エステル」を主成分としているステロイド剤です。
ステロイドの強さは3群の「strong(非常に強力)」に分類されています。
ボアラ軟膏の基本情報だけではなく、使用上の注意などもご紹介しますので、是非参考になさってください。
一般的なステロイドは、副腎皮質ホルモンから作られてますが、副腎といいましても、本当に人間の副腎からつくっているのではありませんからね。
化学的につくられている・・・と思います。
ボアラ軟膏の基本情報
ボアラ軟膏0.12%は処方薬で、医師の診察を受けないと処方を受けることができません。
主成分は、デキサメタゾン吉草酸エステルで、その他に添加物として流動パラフィン・白色ワセリンが使用されています。
フデキサメタゾン吉草酸エステルはステロイド外用薬の代表的な成分として、様々な軟膏やクリームに使用されており、軟膏やクリームに限らず、ローションなど幅広い用途で活用されています。
ステロイドの強さの中では、3群の「0strong(非常に強力)」に分類されており、ハロゲン系のステロイドとして知られています。
ボアラ軟膏を使用する際の注意
ボアラ軟膏は、妊婦または妊娠している可能性がある人は、長期間の仕様や広範囲の仕様を避けるように指導されていますが、通常適量を使用する分には問題はないとされています。
ステロイド剤の中では3群の強さにあたり、小児への仕様を行う場合もありますが、乳幼児や小児への仕様は妊娠なさっている方同様に配慮をすることが必要です。
特に注意したいのが長期間にわたる仕様や大量の仕様、そして密封法(ODT)で使用することです。
おむつは密封法と同様の作用があるとされているので、極的に作用や副作用が高まってしまう可能性があるだけではなく、体内に薬の成分が吸収されやすくなりますので、使用部位は必ず医師の指示に従ってください。
ボアラ軟膏を使用することができない人
ボアラ軟膏を過去に使用して、トラブルを経験なさった方は、基本的には他の軟膏が処方されます。
また、皮膚感染症や動物性皮膚疾患などに罹患している方にも処方されることはありません。
他にも症状や既往症によっては使用できない方もいらっしゃいます。
医師の診察の際に、既往歴や薬の副作用について聞かれますので、副作用を防ぐためにも正確に答えてくださいね。
薬剤師の問診でも同様のことを聞かれますので、もし医師に伝え忘れたことがあったら薬剤師に伝えて確認をして貰いましょう。
まとめ
ボアラ軟膏は、3群の「strong(強力)」に分類されている強いステロイド剤です。
乳幼児がいるご家庭では、特に取扱に十分に注意をするだけではなく、保管場所にも配慮しましょう。
ステロイド剤は正しく使うことで、効果を発揮しますので、自己判断せずに医師の指示に従い用法や用量を守ってください。
出典元・参考元情報
ボアラ軟膏のメーカーサイト
http://www.maruho.co.jp/