ステロイド剤には軟膏やクリームだけではなく、ローションなどの製品があります。
軟膏やクリームの場合と、ローションの場合では塗る量や塗り方に違いがあるので注意が必要です。
今回は知っておきたいステロイド剤の塗り方についてご紹介しますので、正しい使い方を知りたい方は是非参考になさってくださいね。

ステロイド剤の塗り方

手洗いステロイド剤は、適正な強さの薬剤を幹部に直接塗ることが大切です。
汗をかいたり汚れている場合には、まず患部を清潔にしてからステロイド剤を塗るように心がけましょう。
1日に2~3回塗布することが多いので、入浴後のスキンケアなどに取り入れるのがお勧めです。
特に医師からの指示がない場合には、保湿剤を塗らずに直接患部にステロイド剤を使用します。
保湿剤と組み合わせることで、薬効が弱まるだけではなく、皮膚家の吸着率が上がってしまう可能性もあるからです。
また保湿剤とステロイド剤の組み合わせによっては、薬の成分が変化してしまうことがあります。
自己判断で勝手に薬剤を混ぜたり薄めたりして使用するのは控えてくださいね。










ステロイド剤の使用量

ステロイド剤の軟膏は、5gのチューブに入っていることが多くあります。塗り方
指の第一関節の長さに薬を出すと、約0.5gの薬を出すことができます。
この量が大人の手2枚分くらいの範囲の適量と言われています。
ローションを使用する場合には、1円玉程度の大きさが目安です。
軟膏の場合には患部に厚く塗る必要はなく、すこし光って見える程度に伸ばして使用します。
ローションタイプの場合には、肌に薄くのばすだけで馴染みますので、不安に思う方もいらっしゃるようですが、重ね塗りをする必要はありません。
ステロイド剤を使用する際には、使用する部位によって薬を出す量を加減するだけではなく、適量を正しく知ることも大切です。
使用する部位によって、ステロイド剤を使い分けたり保湿剤と混ぜて使用することも多くあります。
はじめてステロイド剤を使用するときだけではなく、症状が改善・悪化して使用法が変わった際にも、医師に確認をして用法や用量をきちんと覚えましょう。

おわりに

ステロイド剤の塗り方は、医師や薬剤師から指導を受けますが、薬剤が多いと忘れてしまうこともありますよね。
気になる症状が出たり使用法を忘れてしまった際には、速やかに医師か剤師に相談をしてくださいね。
忘れてしまいそうなことはメモを取るだけではなく、「もしわからないことがあったら何処に問い合わせをすればいいのか」を処方された際に確認しておくことで、不安を解消することができます。