多くの人を悩ませているニキビ。
ニキビには様々な種類がありますが、思春期特有のものだけではなく、大人になってからも悩まされている方が多くいます。そして、このニキビに有効だと言われているのがゲンタシンです。
今日は、ゲンタシンとニキビについてお話したいと思います。
そもそもニキビはどうしてできるの!?
私たちの肌にいつのまにか発生しているニキビ。ニキビができてしまうのには、いくつかの原因がありますが、直接的な原因は皮膚の常在菌であるアクネ菌が増殖して引き起こします。
ただし!ニキビを引き起こしてしまうのはアクネ菌だけではなく黄色ブドウ球菌なども挙げられています。黄色ブドウ球菌とは、アクネ菌同様に皮膚の常在菌の一部で、健康な肌状態の時は大きな悪さをすることはありません。
ところが、アクネ菌などが増殖して肌のバリア機能が損なわれていくと、炎症を引き起こした箇所に黄色ブドウ球菌が侵入して菌をどんどん繁殖させていきます。
すると、ニキビは悪化していき、通常のニキビ対策では治すことが難しくなるのです。
悪化したニキビに特に効果的なゲンタシン
ゲンタシンは、アミノグリコシド系の抗生物質のため、黄色ブドウ球菌に高い効果を発揮します。
黄色ブドウ球菌が繁殖して悪化している場合は、ゲンタシンによる殺菌や菌の抑制効果により、かなり早くニキビが改善する例も少なくありません。
赤いポツポツ程度ならば、アクネ菌が悪さしているニキビと言えますが、膿が出てきたり次々と顔中に広がるようなニキビを発生させている場合は、早めに皮膚科を受診してゲンタシンを処方してもらうのが有効です。
悪化したニキビを放置すると取り返しのつかないことに
ニキビが悪化してしまい一番怖いのが、ニキビ痕として凸凹とした痕が皮膚に残ることです。
芸能人で言うと、ブラックマヨネーズの吉田さんなどがわかりやすいと思いますが、このようなひどい凸凹痕が皮膚に残ると、正直改善の余地がありません。
面倒だからと放置したり、気になるからと触ったりしてしまう前に、きちんとお薬を正しく使う習慣をつけましょう。
ゲンタシンを処方されても日常的に使用するのはNG
悪化したニキビをゲンタシンで改善できた方は、日常的になんてことない肌あれにもゲンタシンを使用する傾向があるといいます。ゲンタシンは、抗生物質という非常に強いお薬になりますので、日常的に使用してはいけません。使用する際には、きちんと担当医師に相談して適切な使用法を守りましょう。
光はお肌老化を早める?!
光とは紫外線のことで、私たちは日常的に紫外線を浴びる環境に置かれています。
紫外線には、ビタミンAが有効ということがわかっています。
ビタミンAにいち早く目を向けたエンビロン。