女性は妊娠すると、かなり多くのものが制限されますよね。
- アルコール
- たばこ
- 刺激物の摂取
- 医薬品
これらは、お腹の中の胎児に影響する可能性があることから、厚生労働省の方でも妊娠中の女性には一部呼びかけを行っています。
アルコールやタバコそして刺激の強い食品などというのはなくても問題ないものなのですが、医薬品というのは時に必要不可欠なものですよね。
そこで、今日は妊婦さんでも外用薬であるゲンタシンは使用できるのかどうかについてお話したいと思います。
そもそもゲンタシンはどんなときに使用するの?
ゲンタシンは、ヘルペス・ニキビ・とびひ・あせもなどに有効だと言われている抗生物質で、菌の繁殖を防いで皮膚を健やかな状態へと導きます。
抗生物質なのでもちろん菌が原因ではない症状には効果を発揮しませんが、例えば包丁で手を切った時などの切り傷にもバイ菌が混入して傷口を悪化させないために使用を行ったりします。
ゲンタシンが使用できる場所というのは特に制限がありませんが、デリケートゾーンである陰部などにも使用が可能です。
意外と多い妊娠中の陰部トラブル
妊娠中というのは体質が変化することも多いですし、赤ちゃんに栄養を分けているため抵抗力が落ちやすいケースもあります。そのため、陰部などの蒸れやすくトイレットペーパーなどの刺激を受けやすい場所というのは、ただれてしまったりというトラブルが発生するケースも少なくありません。
そんな時にも、ゲンタシンは有効です。
実際に、妊婦さんがゲンタシンを医師から処方されるケースは多く、私自身もその経験者の一人でした。
妊娠中にゲンタシンを使用する際の注意点
●ゲンタシンを妊娠している女性が使用する際は、必ず医師の診断を仰いでください。
●ゲンタシンは、個人輸入でも手に入るお薬ではありますが、副作用が出る可能性もあります。これは、ゲンタシンに限らず医薬品なら全てに当てはまりますが、特に妊娠している女性が副作用やアレルギーを引き起こしてしまうと大変です。
そのため、妊娠中にゲンタシンを使用する場合は、必ず主治医に相談して処方してもらうようにしましょう。
●お医者さんのなかには、妊娠中の女性に外用薬といえどもお薬を処方するのを嫌がるケースも少なくありません。
そのような場合で、どうしても薬を使用したい場合はセカンドオピニオンなどを考慮して、自己判断はくれぐれも避けるようにしてくださいね。