目や鼻、耳に使用できる軟膏であるネオメドロール軟膏が市販で購入できるか気になる方も多いと思います。
ネオメドロール軟膏には処方箋が必要?
ネオメドロール軟膏は、基本的に医師の診断のもと処方される医薬品です。医師が症状を見て判断した上でネオメドロール軟膏が処方されます。
そのため、市販では購入することができません。
目や鼻、耳などの敏感な患部には、医師の適切な診断によって処方された薬を使用することをおすすめします。自己判断による他剤の使用などは炎症を悪化させる原因になりかねません。目や鼻、耳などの炎症でネオメドロール軟膏が欲しいという方や、これまで医師の処方のもとネオメドロール軟膏を使用したことがある人も、必ず再度医師の指示のもとネオメドロール軟膏を処方してもらってください。
市販薬を安易に使用するのは危険
ネオメドロール軟膏を市販で購入することはできません。非ステロイド剤で似た軟膏があるとも聞きますが、特に眼に使う軟膏は市販されていないと考えた方がよさそうです。
忙しくて病院に行く暇がない人などは、市販のものを、という方もいらっしゃると思いますが、実は安易に使用するのは危険なのです。
通常、病院に行くと医師の診断のもと適切な処方がされます。素人判断で「ものもらい」や耳、鼻の炎症など勝手に決めつけてしまい、適切ではない軟膏などを使用してしまうと重大な副作用が起こる危険性があります。
特に、目や鼻、耳などの敏感な部分に使用してしまうと最悪の場合、副作用によって新たな症状が出てしまう可能性があります。
ステロイドなどが含有された軟膏などは特に取り扱いに注意が必要です。ネオメドロール軟膏にもステロイドが配合されていますが、非常に弱いランクのステロイドです。
また、ネオメドロール軟膏の場合は眼科用、耳鼻科用と箇所によって処方される薬が違うので安全に使用できます。ですが、市販のステロイドの場合ランクを確認せずに強いものを選んでしまったり、眼科や耳鼻科用に使用できない軟膏の場合もあります。これらを誤った使用方法や長期間使用してしまうと副作用を起こしかねないので注意が必要です。
また、これらの部位は、感染などが起こりやすい部位と言えます。そのため、抗生物質などの抗菌作用の成分が入った軟膏の使用が適切です。市販薬では、こうしたバランスのとれた軟膏が少ないため、安易に市販薬を使用するのは控えた方がいいでしょう。たとえ、ネオメドロール軟膏と成分が似通っていたとしても、医師の診断のもとの処方ではないため、何かあった時にすぐに医師が対処できるとは限りません。
目や鼻、耳に少しでも炎症が出た場合は、病院に行き適切な処方をしてもらうことをお勧めします。