プレドニゾロンという合成副腎皮質ステロイド(ステロイド)は、主に炎症、アレルギー、免疫を抑える働きをもっています。医師の処方で用いられる医療用医薬品としては、内服、注射、外用のプレドニゾロンがあります。
内服のプレドニゾロン
内服のプレドニゾロンには、散剤、錠剤があり、湿疹・皮膚炎、関節リウマチ、気管支喘息をはじめ、多くの病気に使われています。
- プレドニゾロン散(商品名:プレドニゾロン)
- プレドニゾロン錠(商品名:プレドニン、プレドニゾロン)
注射のプレドニゾロン
注射のプレドニゾロンは、内服ができないときに全身的な作用を期待して、気管支喘息、急性白血病など、さまざまな病気に用いられています。
・注射用プレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム(商品名:水溶性プレドニン、プレドニゾロンコハク酸エステルNa注射用)
外用のプレドニゾロン
皮膚に使うもの
外用のプレドニゾロンには、皮膚に使うものとして、軟膏、クリーム、ローションがあり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみなどに用いられます。
- プレドニゾロン軟膏(商品名:プレドニゾロン)
- プレドニゾロンクリーム(商品名:プレドニゾロン)
プレドニゾロンは、ステロイドの強さを5段階(強い順に、ストロンゲスト、ベリーストロング、ストロング、マイルド、ウィーク)で表した場合、ウィークに相当します。このほか、皮膚では作用がプレドニゾロンよりも強く、体内に吸収されるとプレドニゾロンに変わって作用が弱まるアンテドラッグという作用形式の薬も使われています。アンテドラッグであるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルの作用はマイルドですが、プレドニゾロンのウィークよりは強い作用を示します。
- プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル軟膏(商品名:リドメックス、スピラゾン、ユーメトン)
- プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルクリーム(商品名:リドメックス、スピラゾン、ユーメトン)
- プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル液(商品名:リドメックス、スピラゾン)
腸に使うもの
プレドニゾロンを直腸から投与して炎症を抑える注腸剤が、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎に用いられています。
・プレドニゾロンリン酸エステルナトリウム(商品名:プレドネマ注腸20mg)
眼や眼のまわりに使うもの
炎症を抑える目的で、眼に使う点眼液や眼の周りに使う眼軟膏もあります。
- プレドニゾロン酢酸エステル液(商品名:PSゾロン点眼液)
- プレドニゾロン酢酸エステル軟膏(商品名:プレドニン眼軟膏、酢酸プレドニゾロン眼軟膏)
外用のプレドニゾロン(配合剤)
プレドニゾロンに他の薬を配合した点鼻剤が、鼻充血やうっ血に使われています。
プレドニゾロンが炎症を抑える作用で鼻粘膜のはれを抑えて、テトラヒドロゾリン塩酸塩が鼻粘膜の血管を収縮させて充血を取り除きます。
テトラヒドロゾリン塩酸塩・プレドニゾロン(コールタイジン点鼻液)