ロコイド軟膏は赤ちゃんや妊婦さんに使っても大丈夫?

赤ちゃん

ステロイド外用剤は第一選択肢ではない

ロコイド軟膏はステロイド!? でもご紹介の通り、ロコイド軟膏は、高齢者や小児、乳幼児の急性および慢性病巣に処方されるお薬です。

体内への吸収率の強弱を表す薬効レベル1~5(1が強い、5が弱い)のなかで、4のレベルのため、ステロイド剤の中では優しいお薬といえるでしょう。
赤ちゃんや妊娠中で肌が敏感になっている妊婦さんにも処方して問題のないお薬です。

妊娠中に胎児に影響を及ぼすかもしれないステロイド療法とは、主に注射による投与や内服です。
ステロイド外用剤は塗布した部位に局所的に作用するため、あまり心配しなくてもよいと言えます。

ただし、まず第一にステロイド外用剤は、軽度な病巣の場合第一選択肢ではない事を覚えておいてください。

特に肌の弱い赤ちゃんや妊婦さんはもとより、健常な成人でも顔や頭部の病巣にステロイド外用剤の使用は慎重になった方がいいでしょう。

医師がステロイド外用剤を使うべきと診断した場合は、ロコイド軟膏のようなレベル4(medium/mild・Ⅳ群)以下、もしくはレベル3(strong・Ⅲ群)までであるかどうかをぜひ確認してください。








赤ちゃんや妊婦さんにステロイド外用剤が処方される時とは?

例えば、新生児ニキビ(乳児湿疹)という症状をご存知でしょうか。

新生児ニキビとは、生後2週間~4ヶ月程度の赤ちゃんによく見られる肌トラブルで、母親の女性ホルモンの影響で皮脂分泌が活発になり引き起こされます。

通常のニキビと同じで、毛穴に皮脂などが詰まり炎症を起こすのですが、新生児ニキビは赤ちゃんのホルモンの変調と毛穴が未発達なことが理由で起こってしまいます。

この新生児ニキビはとても痒いようで、自ら引っ掻いてしまう赤ちゃんがとても多くいます。
これは無意識に行われている行動なので、言い聞かせることができない赤ちゃんには防ぐのが難しい衝動です。

そんな新生児ニキビの掻き壊しなどの強い炎症も含め
「当たり前のことだから、あまり気にせずに放置していたらひどくなってきた」
「白い皮脂が埋もれていたり、黄色い汁が出てきて、ジクジクしてきた」
このように、悪化した病巣には、ロコイド軟膏のようなレベル4(medium/mild・Ⅳ群)、もしくはその一つ強い薬効であるレベル3(strong・Ⅲ群)が処方されることがあります。

炎症に加え細菌感染が認められる場合には、抗菌外用剤が処方されるでしょう。

ステロイド外用剤の添付文書に「妊娠中の女性には使用しないのが望ましい」と書かれているのは、レベル1(strongest・Ⅰ群)のみとなっています。

かなりひどい病巣であっても、妊婦さんにはレベル2までのステロイド外用剤が処方されうるという事です。

いずれも医師からの用法用量を守って使用していれば、赤ちゃんでも妊婦さんでも問題なく強い味方になってくれる軟膏です。

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