ネリゾナ軟膏とニキビについて

ピンクの花

ネリゾナ軟膏は、副腎皮質ホルモンと言われているステロイド薬となっており、5段階の強さの中でもかなり強力だと言われている部類に入るお薬です。

そのため、使用には正しい知識と使用法が必要不可欠なのですが、たまに医師がネリゾナ軟膏についての詳しい説明を省いたために、なぜ処方されたのかわからないという方も多くいます。

特に、とても強力なお薬であるという事実を知らずに処方されて、なぜこの薬を自分が処方されているのか分からず疑心暗鬼でせっかくの有効な処方薬を使用しない方までいます。

そこで今日は、ネットでも多く質問されているネリゾナ軟膏とニキビの関連性をご紹介したいと思います。

ネリゾナ軟膏とニキビ

そもそも、ニキビの治療には副腎皮質ホルモン(ステロイド)は使用しません。

ニキビは、アクネ菌もしくは黄色ブドウ球菌などの常在菌がなんらかの理由で増殖することにより毛穴に炎症を引き起こしニキビという炎症を引き起こします。

アクネ菌や黄色ブドウ球菌には、副腎皮質ホルモンであるステロイドは効果を発揮しないので、基本的にニキビの治療にステロイドは必要ありませんが、ニキビで皮膚科へ行くと、ネリゾナ軟膏のようなステロイドが処方されるケースがあります。

その理由は、医師が間違えて処方したからではなく、ニキビがきっかけで皮膚炎を併発しているからだと考えられており、患部全体が赤みをおびていたり、腫れや炎症、強いかゆみを伴う場合には、このようにステロイドと抗菌剤などと併用して処方することも多くあります。












しかし、ここまでの説明をしっかりと行う医師は非常に少ないので、後でスマホで調べたら、ニキビに効果がないと書いてある!と思い込み、勝手な自己判断で使用しない方が増えているのです。

ネリゾナ軟膏は顔のニキビにも使用できるのか

医師が顔のニキビにネリゾナ軟膏を処方した場合には、「必要である」と判断したと考えられます。
この考えに賛同できない場合には、医師に再度相談するか、セカンドオピニオンを受診するかが良いと思いますが、もしも自己判断で違う部位に処方されたネリゾナ軟膏を顔へ使用しようと考えている場合には使用はやめてください。

ネリゾナ軟膏は何度も言うようにとても強いステロイドです。
そのため、顔への使用は基本的に好ましくありません。

どうしても使用する際には、医師の管理下のもとで使用しないと、後に副作用などのリスクを上げてしまい大変危険です。

ニキビでネリゾナ軟膏を処方されたという方は、ぜひ参考になさってくださいね。

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