フルメタ軟膏は、ステロイド剤の中でも薬効が高いことで知られており、2群に分類される非常に強いステロイド剤です。 正しい使い方をすることで、皮膚の症状を改善することが出来ますが、用法や用量をきちんと守る必要があります。

フルメタ軟膏の副作用をまとめてみましたので、気になる症状が現れたら、速やかに医師の診察を受けてくださいね。

フルメタ軟膏の副作用

外用薬は内服薬や注射と違い、全身に症状が出てしまう副作用は少ないです。
けれども、薬効の強い薬を長期間大量に使用すると、症状が現れることもありますので注意しましょう。
また外用薬でも接触性皮膚炎を発症することがあります。 外用薬を使用しても、かぶれてしまったり症状の改善が見られない場合には、早めに医師の診察を受けるように心がけましょう。

フルメタ軟膏

フルメタ軟膏を長期間使用すると、ステロイド特有の皮膚症状が副作用として現れることがあります。 その中でも特に症状が現れることが多いのが「皮膚萎縮」です。 皮膚萎縮はステロイド剤を長期間使用することで、皮膚が白く薄くなってしまい、静脈が透けてしまいます。特に皮膚が薄い首や顔に症状が現れることが多く、高齢者に起こりやすいです。 注意したいのが顔面に長期間使用するケースです。

顔が赤くなることや小さな赤い湿疹が出てしまうことがあります。 これらの副作用に気が付いたときには、フルメタ軟膏の使用を中止し適切な処置を行うと症状を改善することができますので、気が付いたらすぐに医師の診察を受けてくださいね。








ステロイドの抗炎症作用による影響

ステロイド剤は抗炎症作用があり、微生物に対する抵抗力を弱める性質があります。 皮膚感染症が発症してしまったり悪化する危険がありますので、細菌やウイルスそして真菌などを起因とする皮膚炎には使用しないように注意が必要です。

ドクター

フルメタ軟膏はステロイド剤の中でも非常に強い薬効を誇りますので、長期間の使用は避けるように心がけましょう。 また塗布する量に注意し、厚塗りをしすぎないように気をつけ、塗る範囲にも気を配ることが大切です。

そしてステロイドを使用する際には、副作用を避ける為に、自己判断で勝手に量を増やしたり使用を中止るのは避けましょう。 治療の途中で通院を辞め自己判断で薬を使用するのは絶対にやめましょう。 症状が悪化してしまったり、症状が改善しない場合には、医師の診察を受けることが大切です。