フルメタ軟膏はステロイドの外用薬で、皮膚炎や湿疹などの症状に効果を発揮するステロイド剤です。 ステロイド剤には正しい使い方があり、用法や用量を守ることで速やかに症状を改善することができます。 フルメタ軟膏の使い方をご紹介しますので、是非参考になさってくださいね。

ステロイド剤の使い方

ステロイドの働きは、皮膚の炎症を抑える抗炎症作用、そして免疫抑制作用です。 薬効の強さによって5~6群にわかれており、顔や首などの皮膚が薄い部分には弱いものを使用します。
フルメタ軟膏は2群で非常に強いステロイドに分類されており、使用できる部位が限られていたり、使用する量に注意が必要です。

フルメタ軟膏の使い方の注意点

薬を塗るフルメタ軟膏は、1日に2~3回を患部に塗布します。 塗る時間帯は特に決められていませんが、2回以上であれば朝・昼・晩などの一定の時間を空けて塗布するのが一般的です。 塗る際には厚みを持たせる必要はありません。
患部にフルメタ軟膏を塗り、うっすらと光る程度にのばせば大丈夫です。 使用する際には、医師の指示に従って使用期間を必ず守り、長い間ダラダラと塗り続けるのは辞めましょう。
また皮膚の赤みや症状が収まったからといって、自己判断をして短期間で薬を辞めてしまうと、症状が悪化するだけではなくぶり返してしまうこともあります。 これはフルメタ軟膏の薬効によって皮膚の表面は治たようにみえても、皮下には炎症が残っていることもあるためです。 その為、医師による継続的な経過観察を受けつつ、薬効の強さを変えたり組み合わせて使用するなどの適切な対応をとることが大切です。










保管法

ステロイド剤の保管は、乳幼児の手が届くところは避け、冷暗所などの一定の温度が保たれる場所がお勧めです。
一般的に軟膏は常温保存が推奨されており、低温や高温は避けて保存するように心がけましょう。 0℃以下になるとフルメタ軟膏が凍結してしまい、使用することができなくなってしまいますので、冷蔵庫の中で保存なさる際には、冷気の吹き出し口のそばは避けてくださいね。

救急箱

フルメタ軟膏は、ステロイド剤の中でも2群に分類されています。 薬効が高いので、使用法や保管法にはくれぐれも注意してくださいね。
乳幼児をお持ちの方は、誤飲や誤用を防ぐため、乳幼児の手の届かない所に置きましょう。 症状がなかなか改善しなかったり悪化してしまった場合には、速やかに医師の診察を受けてください。

フルメタ軟膏の副作用とは