プロパデルム軟膏は、合成副腎皮質ホルモンと言われています。
副腎から作られるホルモンにより炎症を沈める作用が発見され、これを人工的に合成して薬にしたのがステロイドと言われている合成副腎皮質ホルモン剤ですが、効果に優れている分副作用も注意が必要です。
では、プロパデルム軟膏の副作用を中心に見ていきましょう。
プロパデルム軟膏の副作用とは
主な副作用は下記となります。
- 赤みや痒みの悪化
- 皮膚乾燥
- 毛包炎
- おでき(せつ)
- 過敏症
- 紅班
このような副作用が報告される事例は多くはありませんが、もしも使用してこのような副作用が現れた際には、速やかに医師や薬剤師に相談し、直ちに使用を中止してください。
また、大人が顔に使用する際、目の周囲などに使用していると、
- 緑内障
- 白内障
- 目のかすみ
- 結膜炎
このような副作用が現れる場合もありますので注意が必要です。
副作用が出やすい人とは
プロパデルム軟膏に限らず、合成副腎皮質ホルモンというステロイド薬に関しては、副作用のリスクがありますので、医師の指示通りに正しく使用するというのが大切です。
今まで副作用が起きた例を調べてみると、
- 医師の診察を受けることなく以前処方されたものを使いまわした
- 連続使用期間を守らず、長期間の使用を繰り返した
- 薬を塗った皮膚をラップのようなもので密封した
- 友達からもらって使用した
- 使用期限が切れていた
このように、正しく使用できていない例がかなり多く、使用法をきちんと守っていたのに副作用が表れたという例はとても少ないことが判明しています。
副作用が出た場合はもう使用できないのか
もしもプロパデルム軟膏を含むステロイド薬で副作用の経験があるという方は、医師や薬剤師などの専門的な知識がある人に相談をしてみましょう。
部位・症状・年齢などによっては副作用が出やすくなる場合もあるため、必ずしも副作用の経験がある場合は使用できないということではありません。
副作用を起こさないためにも正しく保管しよう
薬の保管方法は各ご家庭で様々ですが、プロパデルム軟膏は直射日光を避け高温多湿ではない環境での保管が望ましいとされています。
小さな子供が触ると危険ですので、必ず小児の手の届かない場所にしっかりと密封して保管してくださいね。
また、症状が改善されて使用を中止する場合は残さずに破棄するように心がけましょう。