リドメックス軟膏は、アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚炎の症状である炎症や掻痒感などの症状を改善するステロイドの外用薬ですが、体のどの部位に塗布してもいいのでしょうか？
今回は、リドメックス軟膏の塗布してはいけない場所について紹介していきたいと思います。
リドメックス軟膏の使い方
リドメックス軟膏は、興和創薬株式会社から製造販売されている医薬品で、1日1回～数回程度を患部に塗布して使用すると、有効性が確認されています。ただ、ステロイドの中の分類では3段階目のstrongに分類される外用薬なので、発疹や炎症、掻痒感などの症状を短期間で改善する事ができるほど強力なので、長期使用ができません。子供で1週間、大人でも2週間以上の継続使用ができないとされています。これ以上使用すると、重い副作用が発現する可能性があるので2週間以上は使用しないようにします。ですが、リドメックス軟膏は正しい使用方法で正しい量を使用している分には副作用は少ないといわれているので、間違った使用方法をしない限り安全性の高い医薬品といえます。
アトピー性皮膚炎や乾癬
アトピー性皮膚炎や乾癬は、発症すると顔や首などに発疹や炎症、掻痒感を生じます。また、症状の悪化と軽快を繰り返す慢性的な疾患なので、じっくりと根気よく治療する必要があります。更に、リドメックス軟膏はそれだけで完治を目指す医薬品ではなく、湿疹や炎症、掻痒感といった症状を抑制する為に使用されます。
リドメックス軟膏の塗ってはいけない場所
リドメックス軟膏は、大人の場合は気にする必要はないといわれているので、基本的にどこにリドメックス軟膏を塗布しても構いません。ただ、子供の場合は、ステロイドが吸収しやすいといわれる顔や陰部に塗布をすると、必要以上に吸収され、必要以上の効果により副作用が発現する可能性があるので、顔や陰部に塗布する事は避けるようにしましょう。
また、大人の場合でも毛穴の周りが発赤した場合には、副作用の可能性があるので、リドメックス軟膏の使用を中止し、病院などの医療機関をすぐに受診するようにします。
まとめ
リドメックスは、大人に使用する場合には基本的にどこに塗布してはいけない場所は存在しません。但し、子供の場合は顔や陰部に塗布する事はできないので注意しなければいけません。また、アトピー性皮膚炎や乾癬などの症状が軽減した場合でも塗布する期間はしっかりと塗布するようにします。