ステロイドの外用薬の1つであるリドメックス軟膏は、アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚炎の症状を急速に改善する事ができる医薬品です。
では、どんな皮膚の症状に対しても、病気に対しても使用できるのでしょうか？今回は、リドメックス軟膏を使用する事が効果的な症状と効果的ではない症状について紹介していきたいと思います。
リドメックス軟膏が効果的な病気や症状
リドメックス軟膏は、興和創薬株式会社から製造販売されている医薬品で、アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚炎の症状である湿疹や蕁麻疹、虫刺され、乾癬、掌蹠膿疱症などの症状に効果があるとされ、リドメックス軟膏はステロイドの1種で、ステロイドは炎症を抑える作用があるので、リドメックス軟膏もアトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚炎の症状の1つである炎症や掻痒感などを抑える効果があります。また、リドメックス軟膏は、ステロイドの中でも強い方に分類されるので、大人であっても2週間以上は継続して使用できないので注意しましょう。
リドメックス軟膏を使用してはいけない病気や症状
リドメックス軟膏は、細菌やウイルス、真菌等による皮膚の感染症には効果が確立されていないので、使用しないようにします。特に、皮膚結核、梅毒性皮膚疾患、単純疱疹、水疱瘡、帯状疱疹などは使用する事が禁止されています。
更に、重い火傷や皮膚潰瘍、切り傷に対してもリドメックス軟膏は不向きとされています。
色々な炎症や症状に効果が高いと言われるステロイドですが、このような疾患に使用すると逆に病状を悪化させたり、回復を遅らせたりすることがあるので非常に危険です。
ステロイドは万能薬ではありません。なんでもかんでもとりあえずステロイドを使っておけば良い、という考えはいけません。
また、リドメックス軟膏は副作用が発現しにくいといわれる安全性が高い医薬品ですが、間違った使用方法や間違った量を使用すると、刺激感、毛嚢炎、かゆみ、皮疹の増悪、カンジダ症、紅斑などが副作用として報告されています。また、稀に認められる副作用としては、眼の痛み、羞明、霞んで見える、頭痛といった重い症状も発現する可能性があります。
まとめ
リドメックス軟膏は、アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚炎の症状である炎症や掻痒感、湿疹などの症状を改善には非常に効果的な医薬品といえますが、どんなものにでも使用できる万能薬ではない為に使用の際にはリドメックス軟膏が使用を許可されている症状や病気の身に使用して、適法や適量を超えないように使用しましょう。