ステロイドと呼ばれている合成副腎皮質ホルモン剤には、副作用があります。 副作用は薬の強さなどによってもリスクが変化しますが、比較的効果が穏やかでリスクが低いと言われているアルメタ軟膏でも、これは例外ではありません。

では、副作用にはどのような症状があるのでしょうか。 一般的に言われている副作用の症状や、副作用を起こさないための注意点などについてご紹介したいと思います。

アルメタ軟膏の副作用

吹き出物

副作用としてメーカー側も記載しているのが以下になります。
・毛嚢炎
・せつ(おでき)
・にきび
・発疹
このような症状となり、ほかにも一般的に言われているステロイドの副作用には皮膚を薄くするなどの症状も挙げられます。 また、目の周りなどに使用した際は、眼圧に影響を及ばしたり、緑内障のリスクを高くしてしまうとも言われていますので、自己判断で様々な部位に使用するのは大変危険です。

副作用は、用法や容量をしっかりと守っていればかなり高い確率で下げられると言われていますので、誤った使い方での副作用例がかなり多いのが実情です。












副作用を起こさないための注意点

アルメタ軟膏の基本的な使用法は、1日1~数回を患部に適量塗ります。 この際に、皮膚に強くすり込んだりするのはタブーで、患部へと軽く塗るだけでOKです。

また、医師の指示がない場合の継続して使用する期間は最長2週間と言われており、なるべく長期間使用を継続するのはやめましょう。

改善されない場合は、早い段階で薬の変更を行ったり、継続期間が長い場合は、一旦使用を中止し、少しあいだを空けてください。

また、美容目的で化粧の下地や髭剃り後の保湿剤としての使用は避けて、あくまで医師が診察を行った部位にだけ使用してください。 アルメタ軟膏は、乳幼児にも処方されるお薬ですし、顔にも使用できると言われていますが、万が一薬が目や口に入るようなことがあれば直ちに洗い流し、医師や薬剤師の指示に従いましょう。

以上がアルメタ軟膏の副作用と注意点となりますが、基本的には副作用をそこまで恐ることなく使用できるのが中程度という位置に所属しているアルメタ軟膏の特徴です。

また、アルメタ軟膏と同じ主成分の薬として「タルメア軟膏」という外用薬もあります。 用法や容量を厳守しながら、医師の指示に正しく従って、副作用のリスクがなるべく発生しない使用法を心がけましょう。

アルメタ軟膏とは 小児科で処方されるステロイド