リンデロンにはいくつか種類がありますが、一般的に処方されているのが「リンデロンV」と「リンデロンVG」です。 この2つのお薬は、とても似ている点と大きく異なる点がありますので、今日は2つの薬の効果・効能をご紹介していきたいと思います。

リンデロンVの効果・効能

リンデロンVは、3群という「強い」ランクに属する合成副腎皮質ホルモン剤となり、通称ステロイド剤と言われています。
リンデロンVは、大人から子供まで幅広く処方されるお薬ですが、子供の場合は体幹部のみの使用。
大人の場合は、全身に使用が可能です。連続使用期間は、1週間~10日程度と言われており、子供の場合は基本的には連続で3日以内にすることという注意事項があります。

主な効果・効能は、
・湿疹
・乾癬
・皮膚の炎症
・皮膚の痒み
かゆいこのようになっており、炎症を沈める効果や、痒みを抑える効果にとても優れています。
使用法は、1日1~数回を清潔な状態の患部に塗るだけですが、目や口の中には入れないように気をつけて使用します。










リンデロンVGの効果・効能

リンデロンVGは、リンデロンVと同じく3群の強さの合成副腎皮質ホルモン剤と、抗菌作用に優れた抗生剤をプラスした配合薬となっており、ステロイドで効果のない細菌やウイルスに効果を発揮したり、逆に抗菌剤では効果がないアレルギーから引き起こされる炎症にも効果があります。 どちらの効果も兼ね備えているので、医師が処方しやすい薬だと言われており、小児科や内科でも処方される外用薬として有名です。
リンデロンVGの効果・効能は、
・虫刺され
・細菌感染
・湿疹
・皮膚のかゆみ
・乾癬
このように言われており、リンデロンVには効果がない皮膚炎にも効果を発揮する特徴があります。

ただし、皮膚炎の理由が明確な場合は処方されることはあまりないでしょう。 合併する皮膚の炎症には効果に優れているという大きな特徴があります。

リンデロンV・リンデロンVGともに炎症を抑える効果には優れているため、よく見かける外用薬ではありますが、使い方を間違えると本来の効果を発揮しない恐れや、副作用を招く結果となる場合があります。

今現在、リンデロンによる重篤な副作用は確認されていませんが、ステロイド剤は効果がある反面、副作用がとても怖いお薬です。 そのため、必ず診察を受けて処方された部位にだけ使用を行い、自己判断で他の部位には使用しないようにしましょう。

リンデロンについて