小児科や内科などの皮膚専門の医療機関以外でも処方されている「リンデロン」ですが、合成副腎皮質ホルモン剤と言われているステロイド剤となっており、誤った使用法により副作用の報告例が増加しています。 ステロイド剤は、炎症を抑えたり痒みを沈めるなどの効果に優れているため、私たちの皮膚状態を良好に保つために必要なお薬です。 しかし、高い効果があるということは、その反面副作用も大きいということを私たちはしっかりと認識する必要性があります。 安易に使用するのも危険ですし、ステロイドは副作用が怖いとむやみに恐れることもありません。 正しい知識と、副作用のしっかりとした知識があれば、安全かつ有効に使用出来る外用薬です。 では、リンデロンの副作用について見ていきましょう。

リンデロン(軟膏)による副作用とは

注意

主な副作用として挙げられているのは、
・皮膚の刺激感
・潮紅
・発疹
・黒ずみ
このように言われています。 リンデロンは、基本的な連続使用期間が7~10日間と言われており、その期間を超えて使用すると、副作用のリスクは高まります。 また、顔などの皮膚が薄い場所への使用は特に注意が必要で、小児の場合は体幹部以外の使用は禁じられています。 基本的には使用期間や使用法は、医師の指示に従って使用するように心がけ、症状が安定している場所には使用を中止してください。












リンデロン(点眼・点鼻薬)の副作用

頭痛

リンデロンは、軟膏のみならず点眼や点鼻薬としても処方されます。 点眼や点鼻薬で使用する際の注意点は、
・頭痛
・目のかすみ
・眼圧の異常
・緑内障
・白内障
このような副作用の注意が必要です。 ステロイドを点眼もしくは点鼻として使用する際は、軟膏よりも慎重に使用するようにしましょう。 連続しての長期間の使用や、自己判断での使用はとても危険です。

・副作用を起こさないために使用するコツ

リンデロンで副作用をなるべく起こさないために使用するコツとしては、
・状態が安定してきたら即使用を中断する
・使用後は手洗いをしっかりと行う
・医師の指示以外の使用は行わない
・保湿剤などと併用しながら上手に活用する
このように言われています。 また、皮膚に使用する際は、強くすり込んだり密封したりしないというのがステロイドを使用する際の基本的な使用法になりますので、正しい知識で副作用のリスクを減らしましょう。