冬になると、水仕事がとても辛いですね。

主婦の方が毎年多く発症しているのが「手湿疹」です。

手湿疹は、指などに発疹ができて激しい痒みを伴います。
一度出来てしまうとなかなか改善されずに、あかぎれや重度の炎症を引き起こす可能性もありますので、なるべく早くから治療をはじめるのがオススメです。

そこで、手湿疹に効果的な軟膏について今日はお話ししたいと思います。

手湿疹にはハンドクリームよりもステロイド

手湿疹が発生すると、必死にハンドクリームを使用して改善しようと試みる方も少なくないと思いますが、ハンドクリームよりもステロイドなどの薬で炎症を抑えて痒みを沈めてあげるのも大切です。

人間は、痛みよりも痒みに対しての方が弱いという説もあるほど、痒みをがまんするというのは難しいのが現実です。
しかし、痒いからと掻きむしってしまうと症状は悪化し、次第に出血や腫れたりを繰り返すようになりますので、できるだけ早く炎症や痒みを鎮めるためには、ステロイドを使用すると効果的です。

ステロイドには、炎症反応を沈めて症状を改善する効果がありますので、毎日使用していると、徐々に症状は改善されていきます。
症状がある程度落ち着いてきたら、アレルギーを引き起こさないようなハンドクリームでしっかりと保湿しましょう。

手湿疹に効果的なステロイドとハンドクリーム

手湿疹に有効なステロイドとハンドクリームをご紹介します。

まず、ステロイドですが強さには5段階あります。
手や足という四肢には強めのステロイドが処方されることが多く、1~2群の最強~かなり強力クラスのステロイドがよいでしょう。

1群
デルモベート軟膏・ジフラール軟膏・ダイヤコート軟膏
2群
 マイザー軟膏・フルメタ軟膏・リンデロンDP軟膏等、その他

次に、市販のハンドクリームでオススメなのが、
ユースキンA

  • ユースキン
  • アベンヌ
  • ヴァセリン

このようになっています。

ステロイドは夜の就寝前に使用するのが効果的

手というのは、他の部位と比較しても洗い流したり、家事をしたりしてなかなか薬がしっかりと浸透できません。
そこで、一番効果的に使用するには就寝前がおすすめです。

もう今から寝るだけという状態で薬を使用すると、翌朝には薬がしっかりと浸透して効果を発揮してくれます。

痒みや炎症が悪化する真冬の手湿疹に、是非ステロイドを有効活用してくださいね。