スカルプローションの効果と副作用

とても強力なステロイド剤として知名度が高い「デルモベート軟膏」ですが、このお薬には軟膏だけではなく「クリーム」や「スカルプローション」があります。

デルモベート軟膏は、基本的にアレルギー性の皮膚炎に高い効果を発揮します。
そして作用がとても強力であるため、使用対象者は小児や妊娠中・授乳中を避けた大人のみとされています。

それでは、デルモベートスカルプローションはどうなのでしょうか。
デルモベート
そして、副作用などの基本的な基礎知識についてお話ししたいと思います。

デルモベートスカルプローションとは

まずデルモベートスカルプローションがどのようなお薬なのかご紹介します。

デルモベートスカルプローションは、ステロイド外用剤となっており炎症・発疹・赤み・腫れなど、様々な皮膚炎を改善します。
形状は、透明なローションタイプになっており、頭部などの軟膏やクリームでは塗りにくい場所に直接塗ることができるようになっています。

デルモベートスカルプローションの効果・効能

色々な薬用品
基本的には、軟膏やクリームと同じように、皮膚の炎症や発疹を改善するのですが、円形脱毛症の治療にもデルモベートスカルプローションは用いられています。

円形脱毛症になぜ、デルモベートスカルプローションが効果的なのかよくわからないという方も多いと思いますが、ステロイド剤には皮膚の炎症やかゆみを鎮める作用があるため、脱毛してしまう頭皮状態を改善する効果があります。

また、ステロイドには毛を濃くする作用もあるので、円形脱毛症の治療にデルモベートスカルプローションが処方されるのは珍しいことではありません。

ほかには、アトピー性皮膚炎の治療としてもデルモベートスカルプローションは非常にポピュラーです。

頭皮がものすごく痒くて、フケのように皮がボロボロと落ちてくるといった方や、美容室で行うカラー剤やパーマ液で激しく炎症を引き起こしている場合など、デルモベートスカルプローションは、高い威力を発揮します。

デルモベートスカルプローションの副作用

年配の医者のコメント
基本的な副作用は、デルモベート軟膏やクリームとほぼ同じであり、皮膚が薄くなる皮膚萎縮や毛嚢炎・せつ・蕁麻疹などが挙げられます。
長期間使用すると、このような副作用のリスクは上がりますので、短期的に使用して症状を安定させるのが大切です。

また、ごく稀に緑内障や白内障などを引き起こす重篤な副作用がありますので、体に異変を感じた場合は、即使用を中止して医師や薬剤師に相談してください。